燕市国上、道の駅国上の5つの施設がことし4月から指定管理となり、そのうち売店食堂「味処 花てまり」のオープン10周年と、燕市温泉保養センター「てまりの湯」の入館者200万人達成の合同記念イベントが5日、燕市PR大使の演歌歌手、上杉香織里さんをゲストに開かれた。
上杉さんは燕市、旧吉田町の出身。地元では一昨年に燕市文化会館で開かれたチャリティーショーでは会場を満席にする人気を集めている。昨年5月にフルート奏者の本宮宏美さんとともに燕市PR大使となってからますます地元での活躍が増え、ことし4月の分水おいらん道中のイベントにも出演している。
今回は午後1時から「ふれあいパーク久賀美」、3時から「てまりの湯」の2回公演。「ふれあいパーク久賀美」では約200人が来場して館内はぎっしり。そろいのTシャツを着て声を合わせての歓声などで盛り上げた。
上杉さんはことし5月にリリースした「居酒屋ほたる」をはじめ、「越後母慕情」、「嫁泣き岬」、「浪花化粧」を歌った。10月5日に十日町市で行われるNHKのど自慢に出演が決まったことを報告。「居酒屋ほたる」の歌唱指導も行い、客をステージに上げて歌ってもらうと、「居酒屋ほたる」の宣伝部長の認定証をプレゼントした。
地元とあって、ステージに歩み寄ってモモ2箱をプレゼントするシーンも。上杉さんから「十日町はちーけて」、「そんが帰らんてもいいて」と方言も飛び出し、家族的な雰囲気だった。
今回は合同記念イベントの第一弾。第二弾は8日午前9時から11時半まで「ふれあいパーク久賀美」で燕三条エフエム放送の燕三条系「さとちん電波」の公開生放送を行う。そして最後の第三弾は15日昼前から道の駅国上の各施設を使って行う大感謝祭。毎年、行っている仮装盆踊り大会をボリュームアップしてイベントを繰り広げる。