県央地域体育協会連絡協議会は2、3日の2日間、三条パール金属スタジアムで第20回県央地域選抜少年野球大会を開き、県央地域5市町村から小学生の9チームが参加して競った結果、弥彦村の「弥彦ザ・ジェイ」が優勝した。
県央地域の野球技術の向上と交流を図ろうと毎年、開いている大会で、県央地域少年野球の甲子園とも呼ばれ、今回で20回目。同スタジアムでの開催では、電光掲示板に選手名を掲示し、ウグイス嬢が選手名をアナウンスしている。
市町村合併で構成市町村は三条、燕、加茂、田上、弥彦の5市町村だが、ことしも旧市町村の枠配分で三条と燕から3チームずつ、加茂、田上、弥彦から1チームずつの計9チームが出場。初日2日に予選計5試合、3日に準決勝2試合と決勝の計3試合を行った。
試合はトーナメントで7回戦か1時間30分、決勝は1時間40分を超えて新しいイニングに入らない時間制限試合。同点の場合はエキストライニング方式を採用し、3回以降10点差、5回以降7点差でコールドゲーム、決勝戦はコールドゲーム無しで行った。
2日間とも最高気温は35度を超える猛暑日となり、1試合終わるごとにグラウンドに水をまいたが、すぐに蒸発。炎天下のなかでも選手たちは「ナイスコース」、「こっちこい〜」と大きな声を出し、砂ぼこりをあげて熱戦を繰り広げた。
イニングが変わるときには、審判が守備につくキャッチャーらに「大丈夫か?、水飲んできた?」と気遣う場面もあった。
決勝戦では「弥彦ザ・ジェイ」が「燕南野球スポーツ少年団」に5-2で勝ち、平成18年度第12回以来3回目の優勝を果たした。3位は「田上ベースボールクラブ」と「分水ジュニアベースボールクラブ」。最優秀選手賞は弥彦ザ・ジェイの捕手、遠藤友陽選手、優秀選手賞は燕南野球スポーツ少年団の滝沢拓裕投手に決まった。