三条市は地域に開かれた学校づくりを進めることなどから、本年4月に開校した嵐南小学校の室内プールを8月1日から31日までの1カ月間、一ノ木戸小学校と裏館小学校の屋上プールを11日から1週間、子どもからおとなまで楽しんでもらえるよう市民に開放している。
プールの市民への開放は昨年、一ノ木戸小学校と裏館小学校の新校舎の屋上プールを初めて開放した。2年目のことしは、四日町、条南、南の3小学校が統合してできた新築の嵐南小学校の小中一体型校舎に設置された三条市初の室内プールも開放している。
いずれも利用料金は、三条市民プールと同じで、中学生以下100円、高校生以上200円。対象は三条市民で、三条市在住者同伴なら市外の人も利用できる。未就学児は保護者同伴で入場。また、おむつが取れていない乳幼児の利用はできない。水泳帽を着用する。
1日からオープンしている嵐南小学校の室内プールは、体育館棟の3階にある25mプール。31日まで1カ月間、午後1時から8時まで開放している。
可動式のプールの底を上下に動かして水深を変え、午後1時から4時までは水深約70センチで小学校の低・中学年まで、4時半から8時までは同約110センチで小学校高学年以上を想定している。4時から30分間はプール底の移動のため入水できない。
一ノ木戸小学校と裏館小学校の屋上プールは、11日から17日までの開放で、午後1時から5時まで。いずれも水深が70センチの小プールと100センチから120センチの大プールの2つがある。
最高気温が35.7度だった5日、嵐南小学校のプールには幼稚園児や小学生と保護者らが訪れていた。幼稚園児から小学校3年生までの子ども7人がプールを楽しんだというお母さんたちは、「きれいでよかった」、「また来たい」と施設開放を歓迎。「お願いできるなら在校児童は無料とか、サンキッズカードが使えるなどのサービスがあるとなおさらいいですね」と話していた。
この日は同小学校が登校日で午前中にプール授業があったことから、開放時間は小学生は少な目だったが、多いときは70人から100人が利用しているという。嵐南小学校のプールを利用する際の入口は、体育館棟にある北側入口。