日本のパンク界の先頭を走り続けるロックミュージシャン、遠藤ミチロウさんがライブ中に「三条で盆踊りをやろうぜ」と話したのをきっかけにした「三条盆踊り」が24日、三条市・パルム1跡地で開かれ、現実のものとなる。それに向けて主催の実行委員会では、協賛も募集している。
肝心の遠藤ミチロウさんは7月下旬になって体調不良のため急きょ出演できなくなったのは残念だが、久土'N'茶谷(ひさとんちゃたに)、ナギナギ、東風平高根(こちひらたかね)、TYC SUPER SESSIONSをはじめ、地元から三條太鼓三小相承会、哉利亜(カナリア)、きよ里が出演。DJはムラカミヒサシ、blackeye、XIGEMA、ikarashi、KARAS、RIPPER、sumiyoshiなどをラインナップする。
午前10時から午後8時までで、この日は周辺で三条マルシェも開かれ、昼はライブ演奏とDJ。午後6時半からDJ盆踊り、生唄にあわせて三条夏まつりでおなじみ「三条甚句」を踊る。「プロジェクトFUKUSHIMA!」から生まれた遠藤ミチロウさんが歌う「ええじゃないか音頭」にあわせて踊ったり、出演者と一般の人も楽器で自由に参加してセッションして終わる。
会場にはステージのほかに矢倉も組む計画。物販や飲食の20店近くが出店する予定だ。
遠藤ミチロウさんは1980年代から90年代までパンクバンド、ザ・スターリンのボーカリストとして活躍した。三条盆踊り実行委員会の実行委員長、会社員味方潤也さん(43)=田上町田上=は、ギャラリーバー「ベロニカ」=三条市旭町1=のマスター、丸山泰宏さん(38)とともに遠藤ミチロウさんが三条でライブを行うときは「三条スターリン」名義で一緒にバンドを組んでいる。
昨年11月にベロニカで行った三条スターリンのライブでの演奏中、遠藤ミチロウさんがMCで「三条スターリンでさ〜、三条で盆踊りやろうぜ。そこの空き地で」と話した。ライブ後の打ち上げでもその話で盛り上がり、遠藤ミチロウさんはプランをこんこんと話していた。その思いを受け、味方さんと丸山さんが中心となって企画を進めてきた。
味方さんは「子どもからおとなまでが新しい盆踊りでコミュニケーションできる場をつくり出したい」と大勢の参加に期待している。また、体調不良で出演をキャンセルした遠藤ミチロウさんの復活祈願も込めた盆踊りとなる。
1口3,000円で協賛金も募集している。オリジナルデザインの協賛手ぬぐいをひとつ3,000円で販売する形。協賛金は直接、ベロニカへ持参するか、郵便局・ゆうちょ銀行口座「記号:11240 番号:21620041 口座名称:三条盆踊り実行委員会」へ振り込む。振り込んだ人には手ぬぐいを郵送する。