燕市は9日、新たに完成した燕市西部学校給食センター=燕市粟生津6408番地=と燕・弥彦総合事務組合の新斎場=燕市吉田吉栄755番地=それぞれの見学会を開く。
西部学校給食センターは、午前9時から正午まで調理作業区域を除く1階と2階を見学でき、調理場は見学窓から見学できる。新斎場は午後1時から4時まで見学できる。
西部学校給食センターは、吉田と分水の学校給食センターを統合して建設。小学校7校と中学校の給食、1日約3,500食を調理する。
学校給食のアレルギー対応や、異物混入への対策を万全にし、安全安心に提供するため、調理配送などの業務を委託する事業者をプロポーザル方式で募集し、12月上旬に事業者を決定する。
新斎場は現斎場隣に建設した。敷地約9,200平方メートル、鉄筋コンクリート造1部2階建。建築延べ床面積は屋根付き歩行通路を含めて2,500平方メートルで、現斎場の4.5倍もの広さになる。
火葬炉は現在の重油を燃料にする4基から、都市ガスを燃料にする6基となる。煙突をなくした排煙対策をはじめ、最新の環境基準にあわせてユニバーサルデザインの理念を取り入れた。田園風景との調和を図るため和風の建物とし、樹木などを整備していく。燕・弥彦らしさを生かすため、メインホール、待合室、告別ホール前廊下からは弥彦山が見渡せる。
また、見学会に先だって9日は午前10時から新斎場メインホールで竣工式を行う。