ビリヤードのような要領で遊ぶボードゲーム「カロム」の全国大会予選会を兼ねた「C1カロムグランプリ新潟県央大会」が10日、燕市児童研修館「こどもの森」で開かれ、シングルスとダブルスの2種目に56人が参加して競った。
シングルス56人、ダブルス18組が出場し、それぞれ予選リーグ、決勝トーナメント方式で競い、シングルスの上位5人、ダブルスの上位2組が9月14日に福島県いわき市で開かれる全国大会「C1カロムグランプリ」に出場する。
カロムは2人以上で対戦し、互いに自分の色のパックをはじいて自分のパックに当てて落とし、最後にジャックと呼ばれるパックを落とした方が勝つゲーム。東日本大震災で被害を受けたいわき市に絵本作家中川ひろたかさんがカロムを作らないかと呼びかけたことから、いわき市でカロムを作り、いわき市でカロムの全国大会を開くプロジェクト「みんなともだちカロム」が行われている。
新潟県内では一昨年、昨年と「こどもの森」で県大会が開かれたが、新潟支部が新設されたため、今回は燕三条周辺の組織は県央支部となり、新潟県央大会として開いた。会場は競技に熱中する参加者の歓声が響いて盛り上がった。シングルスの決勝は参加者全員が1台のカロムを囲んで戦況を見詰めるなかで、プレッシャーとの戦いとなり、昨年、全国大会で優勝した小池小学校5年川崎朱莉(あかり)ちゃんが長井由喜雄燕市議を下して優勝した。
また、中川ひろたかさんと金子恵美代議士も参加して同じリーグで対戦した。中川さんは余裕の決勝トーナメント進出。金子代議士は予選リーグを1勝2敗と勝ち星をゲットした。金子代議士は半月前に三条市・大崎コミュニティーの行事で初めてカロムを体験して今回の大会への参加を勧められた。「おはじきみたいで懐かしさもある。おとなも子どもにもわかりやすく、つい夢中になってしまう。来年も参加したい」とカロムの魅力にはまっていた。シングルスの上位5人、ダブルスの上位4組は次の通り。敬称略。
【シングルス】
【ダブルス】