燕三条地場産業振興センター理事長の国定勇人三条市長は12日、定例の記者会見を行い、「燕三条ものづくりメッセ 2014」の200社以上の出展、来年度の全国産業観光フォーラムの開催地が燕三条地域に決まったことなど7項目を発表した。
「燕三条ものづくりメッセ 2014」は10月1、2日と同センターでメッセピア多目的ホール、リサーチコアデザインギャラリー、特設テントエリアなど過去最大級の規模で開かれる。出展企業170社で募集したところ、203社の申し込みがあった。日本海側のものづくり系展示会では、MEX金沢2014が188社、新潟国際ビジネスメッセ2013が103社の出展で、国定市長は「名実ともに初回から日本海側最大級という称号を正々堂々、アピールすることができるだけの布陣」と胸を張った。
出展企業の内訳は、加工技術分野(機械加工、精密板金など)106、民生品分野(作業工具、ハウスウエアなど)34、機械装置分野(工作機械、溶接機など)31、産学研究機関(大学、高専、支援機関など)17、ソリューション他(設計開発、知的財産など)15。
出展企業の過半数の107社が燕三条系の企業で、国定市長は「100社以上の燕三条のものづくり系企業が一堂に会する初めての展示会となりますので、気合いを入れて望んでいきたい」とした。
来年度の全国産業観光フォーラムの開催地が燕三条地域に決まり、来年秋に開かれる。2001年の愛知県名古屋市を皮切りに毎年開かれているフォーラムで、昨年は石川県小松市で開かれ、1,000人が参加。ことしは10月に秋田県小坂町で開かれる。
国定市長は、「昨年の工場の祭典を日本観光協会の専務理事が高く評価をされ、フォーラムに名乗りをあげないかと打診をもらい、喜んでお引き受けをさせていただこう」となったと経緯を話した。
仮題は「新しいとびらを開くものづくりのまち燕三条」。燕三条工場の祭典や燕三条畑の朝カフェをキーコンセプトに燕三条のものづくりを紹介し、「他地域で取り組まれている産業観光の実態というものも学び取っていくいいチャンスになるのかなと思う」とした。
今度、実行委員会を立ち上げて具体的な開催内容の検討を進める。会見で発表した7項目は次の通り。