燕市社会福祉協議会就労支援センターでは、利用者が作る「つばめキャンドル」を使って16夜、コーヒースタンド「ツバメコーヒー」=燕市吉田・美容室パリスラヴィサント内=で「つばめキャンドルナイト」を行った。
カップ入りキャンドル作りのワークショップとつばめキャンドルの販売、キャンドルをともすキャンドルナイトを行った。同センターは、燕市分水地区で恒例の行事、酒呑童子行列の鬼のつのをモチーフに、結婚式場で要らなくなったろうそくでコインのようなチップを作り、それを積み重ねて作るキャンドル「おにキャン」を開発。以来、キャンドルのバリエーションを増やし、順調に売り上げを伸ばしている。
「ツバメコーヒー」は以前から同センターのキャンドルを販売してくれており、キャンドル本来の火をともしたムードを楽しんでもらおうと、今回のイベントを企画した。
ガラスのカップの外側に気泡緩衝材、いわゆる「プチプチ」を張り、突起部分にさまざま色を塗ってステンドグラスのような効果を見せるキャンドルなどを店内や中庭に配置。店内の照明の点灯はぎりぎりまで減らし、ろうそくの光の魅力を味わってもらった。
コーヒーやソフトクリームを味わいながら、ゆったりと友人と話す人もいれば、読書する人も。揺らぎを生む優しい光に包まれて、日常とは違う時間の流れを感じながら夏の夜を過ごしていた。ワークショップも約30人が参加し、「時々、やってほしい」と話す人も多く、好評だった。