燕市吉田下中野、サーモス(株)新潟事業所は18日、環境貢献活動の一環で社員と その家族が対象の社内イベントで販売した商品の売り上げ53万7,900円を燕市の環境活動のために役立ててほしいと同市に寄付した。
午後4時半に同新潟事業所の山田雅司所長と河崎恵一業務部管理課マネジャーが市役所を訪れ、善意を包んだ封筒を鈴木力市長に手渡した。
同社は、ステンレス製魔法びんや真空保存調理器などを中心とした家庭用品の製造販売を 行っている。2012年に環境マネジメントシステム ISO14001の認証を取得している。
魔法びんをはじめ、ペットボトルクーラー、お弁当箱、スープジャーなど同社の商品そのものが省エネや節電などになるエコロジー。その流通返品についても、ただ廃棄したのでは環境に優しくないと、新潟事業所では年に1、2回、社員とその家族を対象にした社内イベント「フェスタ」を開いて格安で販売し、売り上げはすべて環境をよくするために役立ててもらおうと関係機関に寄付している。
今回は、7月25日に開いた納涼会の「フェスタ」に約260人が参加し、その売り上げすべてを燕市に寄付した。
鈴木市長は礼を述べるとともに、大きな金額でもあり、使い道が見える形で燕の環境整備に使わせていただきたいと話し、例として、9,10の2日間、「I Tsubame・Clean up in 燕」(日本一きれいで輝く街を目指して!)の活動事業の1つとして開催した競技性を持たせたゴミ拾い「第1回クリーンアップ選手権大 会inスポーツランド 燕」を「サーモス杯」とするなど、場合によっては一緒に何かできればおもしろいと提案した。