三条市下田地区のしただふるさと祭り実行委員会(会長・鳶田眞六下田商工会会長)は23日、「しただふるさと祭り〜雨生(まおい)の大蛇祭〜」を開き、ことしも下田大橋下の五十嵐川河川公園特設会場でのイベントや雨生の大蛇祭を行う。
雨生の大蛇祭は、吉ヶ平の雨生ケ池に住む大蛇が雨や日照りをつかさどったと伝説をもとに平成10年から行っている。モミの木で作った大蛇の頭部とカヤやよしずで巻いた胴体をつないだ全長数十メートルの大蛇を、ことしは約250人の若者が担いで練り歩く。
午前8時20分に雨生神社が合祀された八木神社で出発式を行い、大蛇は笠堀姫を背中に乗せ、9時から八木前を行列行進。続いて11時から荻堀地内のデイサービスセンター桃寿苑を行列行進し、午後0時20分にしただふるさ祭り会場を行列行進。それぞれ餅まきも行い、八木前と荻堀ではよさこいソーランも行う。
河川会場でのイベントは、午前10時半に開会式を行ってスタートする。ことしも下田地区の集落や団体が出店する10の模擬店が並び、ニジマスのつかみ取り(子ども500円、おとな1,000円)をはじめ、五十嵐小文治石投げ全国大会、保育所お遊戯、下田中学校吹奏楽部演奏、凧揚げ、高校生ライブ、JUNOライブなどが次々と行われる。
夕方午後6時から、昼に行列行進を行った大蛇の胴体部分を燃やし、大蛇に昇天してもらい、その火を囲んで6時15分からよさこいソーラン、7時15分から盆太鼓共演・盆踊り、8時20分からの花火大会がフィナーレを飾る。
花火大会は、下田大橋の上流側にかかるナイアガラとスターマインを含めて80組が打ち上げられ、三条3地区の夏祭りを締めくくる。
当日が雨天の場合、大蛇行進は決行で、そのほかは中止し、花火大会は順延する。天候によっては午前6時半に実行委員会役員が集まって実施の有無を判断する。