国定勇人三条市長は26日、議案概要説明会に続いて記者会見を開き、10月から開始する「ふるさと三条応援寄附金」寄付者への特産品プレゼントなど5項目を話した。
「ふるさと三条応援寄附金」寄付者へ特産品プレゼントでは、「日本でトップクラスの還元率を誇る」として寄付金額の60%相当の金額の特産品を贈ると説明。対象は三条市外在住で、10月1日以降に1万円以上の寄付をした人。1万円以上10万円未満の寄付は1万円につき1ポイント、10万円以上は一律10ポイントを付与する。ポイントは1年度の上限が10ポイントで、有効期限は付与日から3年で貯めておくこともできる。
ポイントに応じて交換できる特産品は、コメをはじめ三条カレーラーメンや車麩など三条市特産品セット、日本酒などの食品、包丁や鋏や鉈などの鍛冶製品や刃物など。1ポイントコースは6,000円相当の品、3ポイントは18,000円相当、5ポイントは30,000円相当、10ポイントは60,000円相当だ。
国定市長は「基本的には完全に燕市さんのパクリ」で、「ちゃんと燕市長さんにもご了解いただいたうえ」だが、「周回遅れの良さを生かして」トップクラスの還元率にしたと話した。
燕市では5月から「燕応援寄附金」を行っており、大成功している。三条市の昨年度のふるさと納税の実績は15件で合計約816万9,000円。「ふるさと三条応援寄附金」の実施で月300件の利用を目指す。
このほか、「ダイハツ工業の新型コペンと連携し『LoveSanjo』プロジェクトに着手」として、9月1日に三条市、三条商工会議所、三条工業会、国立東京工業高等専門学校などの産学官連携による「LoveSanjo」プロジェクトの概要を発表するとし、ダイハツ工業の軽オープンスポーツカー新型「コペン」に関わる製品を三条が誇るものづくり技術を生かして作り出していく。国定市長は「ものづくりのまち三条の認知度が上がっていくことに期待すると話した。発表した9項目は次の通り。