燕市の20年後の将来像「未来ビジョン」を考える燕市の「つばめ若者会議」はメンバー以外の参加も呼びかけて26日夜、燕市役所で交流イベント『「つばめ若者会議」と話そう IN スカイラウンジ』を開き、41人が参加して盛況だった。
若者会議は昨年7月からメンバーでワークショップを重ね、9つのチームに分かれてそれぞれアクションプランを作成。昨年度の活動のまとめとしてことし春に発表会を開き、冊子を作成した。
基本的には内部で活動してきたことから、若者会議の目的や活動を知ってもらい、まちづくりに興味をもってもらうおうと、看取りをテーマにした「終の住処(ついのすみか)燕チーム」と場づくりやつながりをテーマにした「場づくりチーム」今回の交流イベントを企画。メンバー以外にも参加を呼びかけ、テーマやルールを設けずに自由に語り、交流してもらった。
予想を上回る41人の参加があり、メンバーよりもメンバーでない人の方が多く、市外からの参加が目立ちった。30歳代を中心に上は60歳代まで、まちづくりに関心のある人をはじめ、福祉の仕事にも就く人も。午後7時から9時までの予定だったが、時間になったからと帰る人はほとんどなく、時間を忘れて熱く語り合った。
新潟市南区の旧中之口村に住み、三条市内の会社に勤務する大沢真樹(なおき)さん(35)は、若者会議でファシリテーターを担当するstudo-Lの代表、山崎亮さんの話を東京で聴く機会があったことから若者会議に興味をもち、参加した。
高校を卒業して上京。17年間、東京で暮らし、故郷には実家もあるし、このまま東京にいてもと、ことし6月に家族で4人でUターンした。交流イベントでは「具体的に若者が会議の形が見え、熱も感じ、アクションプランもわかった」と言い、「燕の知らないところがたくさんあったので、あらためて燕の銭湯やカフェに行ってみたいと思った」。
燕市民ではないが、「生活圏は一緒なので、まずは燕市のことをもっと知って、一緒に盛り上がっていけたらいい」と今後も若者会議とのかかわりを続けたいと話していた。