加茂市の小池清彦市長は29日、「県立加茂病院の全面建て替えに際しての再再度の要望書」を泉田裕彦知事に提出したことについて記者会見し、新たに病床数の増加と全面6階建てなどを、これまでの産科復活再開などに加えたことなどを話した。
加茂病院の建て替えに際しての要望は、昨年9月と10月に続いて3回目。これまでの産科の復活再開や14の診療科のすべてに常勤医師の配置、加茂市の3つの特別養護老人ホームへの加茂病院からの往診などに加えたもの。
新たに、県央基幹病院の第一補完病院として病床数を現在の180床より少なくとも50床増やして230床以上にすること、全面6階建てにすることを要望し、その必要性を書いている。
加茂病院は現在6階建てだが、建替えにあたり建坪が少なるのではとし病床数増加などにも対応できるよう全面6階建て以上にする必要性を述べた。
また、全面6階建て以上の建設にあたっては、日照権の問題がでる可能性を述べて用地買収が必要な場合、加茂市も協力して地権者が被害を受けないように全力を尽くす思いとし、今後50年から60年の大計を考えて進めてほしいとしている。