燕市は、ことし5月にスタートした健康づくりマイストーリー運動の登録者の取り組みが中だるみしないようにと29日、吉田産業会館で健康づくりマイストーリー講座を開き、200人余りもが集まって体を動かしながら健康について考えた。
健康づくりマイストーリー運動とは、健康づくりに取り組んでポイントを貯め、貯めたポイントを報告して抽選に参加し、景品がゲットできるというもの。これまでに市民3000人近くが登録しているが、スタートから4カ月たってそろそろ取り組みがおろそかになっている人もいるだろうし、これから登録するきっかけにしてもらおうと、この日の講座を開いた。
講師は1961年生まれで京都府に住む有限会社ヒューマンモアの代表取締役、松井浩さん。自衛隊員や消防職員の経験があり、事故での後遺症対策から運動療法と出会い、フィットネスインストラクターとして運動指導の道へ進んだ。
参加したのは60歳代が中心で、女性が約8割。なかには夏休みの小学生も。さっそく参加者は2人ずつペアになり、ひとりがいすに座り、もうひとりが補助する形でストレッチを行い、その後もプロジェクターで健康に関するデータや映像を見ながら学んだ。
松井さんの軽妙な司会に会場には笑顔が絶えず、ふだんは苦労や苦痛を伴う体を動かすことがここでは楽しく取り組めた。片足立ちのテストでは、大半が30秒もちこたえることができなかったが、松井さんは毎食後に歯みがきしながら1分間、片足立ちをすれば3カ月後には大半の人が骨密度が上がり、1年後には1分の片足ができることなどを紹介。参加者は日常の運動の大切を痛感していた。健康づくりマイストーリー運動に関する問い合わせは燕市吉田保健センター(電話:0256-93-5461)へ。