株式会社横山酒店(横山正社長・三条市東裏館2)のライブスペース「楽道」で29日、元「六文銭」のシンガー四角佳子さんをはじめ柳田ヒロさんのキーボード、常富喜雄さんのギターの3人によるライブが行われた。
「楽道」は月1回、中央のミュージシャンによるライブを行っている。出演者がその友だちを紹介する「友だちの輪」のような形。今回は昨年も三条市内でライブを行っている四角さんが3人による新ユニットでの出演。この3人でのライブは、前日の新発田市に続いてこの日が2回目となった。
四角さんは小室等が中心となって結成、1970年前後に活躍したユニットに71年から72年に参加。第2回世界歌謡祭で上條恒彦と六文銭『出発の歌』はグランプリを受賞した。解散後は音楽活動を休んだが、2000年の及川恒平ライブのゲスト出演を機に音楽活動を再開。09年にはファーストソロアルバム「初恋」も発売した。
柳田さんは69年に小坂忠、菊池英二、細野晴臣、松本隆らとエイプリル・フールを結成。吉田拓郎のバックバンドも務め、日本のロック界をけん引した。常富さんは72年にデビューし、吉田拓郎プロデュースの曲をヒットさせ、近年は元ダウンタウンブギウギバンドの新井武士さんと新メンバーに全国ツアーなどを展開している。
今回のライブは「おけい&ヒロ&常やんです!」と題し、四角さんのオリジナル曲や六文銭のナンバーを中心に演奏。六文銭をリアルタイムで体験している5、60歳代を中心に50人近くが来場。一緒に口ずさんだりして懐かしいメロディーにそれぞれの若いころをオーバーラップさせて聴き入っていた。