弥彦村・ヤホールで30日夜は「笑顔の竹あかり in 弥彦 2014」、31日昼は「越後弥彦すまいる祭 笑顔がいちばん!」と2日間に渡って歌や楽器演奏、踊りの豪華なステージイベントが行われている。
越後弥彦チャリティーコンサート実行委員会が主催。音楽を通じて視覚障害者への理解や援助になればと2006年から毎年開かれており、昨年から規模を大きくして開かれている。
30日の「笑顔の竹あかり」は、ヤホールパーキングに設営したステージで、フラダンスショーやローカルヒーロー「超耕21ガッター」によるガッターショーに始まった。
来場者にも協力してもらってタケを割って作った4,000もの竹あかりの点灯式のあと、永島流新潟樽砧、和太鼓、三味線、オカリナ、そして三条市から全盲のシンガーソングライター佐藤英里(ひらり)さん(13)のステージが続いた。
点灯式では、広島の原爆の残り火からの分けた火を点灯。真っ暗になると4,000のあかりの中に浮遊しているような不思議な空間になった。
ステージは2つ作ってイベント出演者の入れ替えの時間をなくし、間断なくステージが繰り広げられた。ヤホール前ではフードコートをはじめ模擬店も並び、会場は常に数百人の来場者でにぎわった。
明け方に雨が降り、天気が心配されたが、雨が降ることはなかった。夜は半袖では肌寒いくらい涼しく、夏の終わりを満喫していた。
佐藤英里さんは、初披露のスカートが虹色になったドレスで「花は咲く」とオリジナル曲「未来」を演奏。「未来」では演奏にあわせて女性のダンスのコラボもあり、大きな拍手がわいた。31日の「越後弥彦すまいる祭」は、会場で「24時間テレビ」のチャリティー募金を受け付け、午前11時15分から行われる佐藤英里さんのコンサートはTeNYで生中継の予定だ。
「越後弥彦すまいる祭」は午前10時から午後5時半まで開かれ、30日と同様の出演者によるステージのほか、午後4時から日本一の上棟式ともちまきが行われる。