三条発の野外音楽フェスティバル「三条楽音祭(らくおんさい)」が7日、ことしも三条市・中浦ひめさゆり森林公園で開かれ、絶好の秋晴れの下、3,200人(主催者発表)が来場して若者たちはライブ音楽に満たされた自然の空間を満喫した。
ことしで6年目となった三条の音楽フェス。緑の囲まれたキャンプ場の会場には飲食22、物販25の計47の店も並び、その間を抜けて小川に沿って緩やかな斜面を上がっていくと演奏の音がだんだん大きくなり、わくわくしてくるというしつらいだ。
特設ステージでは、ダンスに始まって県内、さらに全国で活躍するバンドが出演。これまでは圧倒的にレゲエ中心のイベントだったが、ことしは実行委員会のメンバーも大幅に変え、ロック色を強めたこともあって、客層もいくらかロックファンにシフトした。
ハイライトはトリを務めた奇妙礼太郎トラベルスイング楽団。4人のホーンセクションを含む10人の大編成で、これが見たくて市外はもちろん、首都圏や愛知県から訪れた人も。故・忌野清志郎を彷彿とさせるエネルギッシュでパンチのあるソウルフルな演奏を聴かせた。