三条市内の歴史的建造物のひとつ、旧外山虎松商店=神明町=をリノベーションした全国各地のクリエーターが集うシェアスペース&ライブラリーが8日、プレオープンした。1年で最大規模で開かれる三条マルシェにあわせて10月13日にグランドオープンする。
埼玉県出身で燕三条地域のものづくりなどの魅力に引きつけられ、この地域に住むようになった小山雅由さん(34)。自己資金はほとんどないにもかかわらず、クラウド・ファンディングで100万円の資金調達に成功。さらに補助金を受けるなどして8月に改装工事やオフィス備品の購入を始めた。
夏の間にはオープンをと目指したが、スケジュールはずれ込み、8日でもまだ内装工事が続いたが、その状態のままプレオープン。10月13日には確実にグランドオープンさせる。8日にはプリンターや無料のWi-Fiが使えるようにする。
店舗だった内部は仕切りや目隠しのためにあった壁を取り払っただけで驚くほど広くなり、見違えるほど開放的な空間に生まれ変わった。プレオープンでは午前10時から午後8時まで営業し、使用料は1時間につき100円。
「いろいろな分野の人からどういう風のこのスペースを使えるか、様子を見に来てほしい」と小山さんは話している。