国定勇人三条市長は11日行った定例記者会見で、来年10月の供用開始を目指して三条学校給食共同調理場跡地に整備する全天候型の広場の概要を公表した。
跡地は三条小学校隣りでJR弥彦線の南側。面した道路では二・七の市が開かれている。敷地は約1,756平方メートルで木造平屋建て436平方メートルの屋根付き広場を建設する。実施設計委託先は株式会社手塚建築研究所(東京都世田谷区)。
東西に細長く延び、西側から東側に向かって幅が広くなるラッパのような形状だ。天井の高さは約2.5メートル。屋根はガルバリウム鋼板で軒先はポリカーボネートの波板を設置する。内部は中央にカフェのスペースのほか、トイレ、器具室、更衣室、事務室などを備える。
二・七の市の会場では、定期的に戸外で旬の食材を使った和食を提供する「まちなかで朝ごはん」を行っているが、屋根付き広場が完成したらその下で行う。
さまざまな催しを行って利用してもらうとともに、常に開放して市民の活動でも自由に使えるようにする。カフェは自主運営を考えている。
11日から10月1日までパブリックコメントを行ってこの事業への意見を募る。閲覧場所は、福祉課スマートウエルネス推進室、各庁舎情報公開コーナー、中央公民館、嵐南公民館、図書館、ホームページ。