農産物直売所の株式会社農燕クラブ「ほのか」(大原伊一社長・燕市東太田)は、8月30、31日と同所で行った東日本大震災の復興支援イベントで寄せられた善意など12万円余りを被災地に役立ててもらおうと11日、燕市に寄付した。
役員の深海紀夫さん(74)と店長の永瀬美香さん(32)が午後4時に市役所を訪れ、12万3,281円を包んだのし袋を鈴木力市長に手渡した。
「ほのか」は昨年6月にオープン。1周年記念イベントとは別に夏休みのイベントとして復興支援イベントを行い、福島第1原発事故で今も全町避難が続く福島県浪江町の名物、浪江焼きそばやたこ焼きなどを売る模擬店が出店。31日は燕市PR大使のフルート奏者、本宮宏美さんによるコンサートも開いた。
会場で募金を行い、6万7,145円が寄せられた。さらに関係企業などから募ったコンサートの協賛金から経費を引いた残り5万6,136円を加えて計12万3,281円を寄付した。深海さんは「賛同してくれた大勢の皆さんのおかげ」と感謝し、イベントを毎年恒例にしたいと話していた。