三条市中野原、スノーピークHeadquartersで14日、子ども服のセレクトショップ「poupons(プポン)」プロデュースの初めてのイベント「asoviva!(アソビバ)」が開かれ、驚くほどの人出でにぎわった。
Headquartersのキャンプ場に面した芝生が会場。植物アート作家がデコレーションした会場にフードコート、ショップ、アクティビティ、ワークショップなど、こだわりの20近いブースがテントを立てて並んだ。DJによる音楽が流れ、ふだんとはまったく異なるわくわくする空間が生まれた。
なかでも人気だったのは、「こどもべや」のブース。東京の中目黒で開かれている子ども服のインポートショップやセレクトショップが商品サンプルやB品を格安で販売するのミニ版がスノーピークに会場を移して開かれ、午前10時の開場前から行列の人気だった。
主催のプポンは「asoviva」のオリジナルTシャツを絵の具を塗るように染色できるコーナーを用意。石窯を持ち込む本格的なピザを焼く店もあった。
その後も家族連れを中心に続々と来場者が続いた。スノーピークは年2回、感謝祭「雪峰祭」を開いているが、駐車場はそれを上回る車の数。さらにキャン場を満杯にした100組を超す宿泊客も訪れ、ものすごいとしか言いようのない人でにぎわった。出店者も同様で、飲食ブースは午前中で早々に完売する店もあった。
隣に広大なキャンプ場が広がっているとあって、ブースを回りきったあとはキャンプ場で時間を忘れて遊んで長い時間を過ごす親子連れが多かった。
プポンの人気とブランド力に驚かされるばかりだったが、プポンの代表取締役、佐藤美奈さん(38)は「わたしもびっくり。“こどもべや”のファミリーセールに朝からお客さんが並んでくれました。今後も続けていきたい」と喜んだ。
ふだんのスノーピークの客層とはまったく異なり、初めて同社を訪れた人も多く、同社としても今後も継続開催したい考えだ。