燕・弥彦総合事務組合消防本部と三条市消防本部は14日、燕市井土巻3、イオン県央店駐車場で「消防防災・救急フェア」を開き、ちびっこ消防隊やはしご車搭乗体験などを親子連れが楽しんだ。
9月1日の「防災の日」と9月9日の「救急の日」にちなんで防災意識の高揚と救急医療の認識を深めてもらおうと、平成15年から三条と燕消防本部が合同で開いており、7.13水害のあった平成16年以外は毎年、開き14回目。
午前10時の開場を前に約30組の親子連れが並び、ちびっこ救助隊、ちびっこ消防隊、初期消火訓練、救助工作車や救急車展示、濃霧体験、応急手当指導、住宅用火災警報器展示など、消防士になった気分を味わいながら、さまざまな内容を楽しんだ。
開会前や午後から小雨が降った以外は、秋晴れの好天に恵まれたが、三連休の中日で遠出した人も多かったのか、来場者は例年より少なかったようだ。それでも毎回人気のはしご車搭乗体験は、開場から1時間もかからずに用意した100組の整理券はなくなり、搭乗場所では順番を待つ親子連れの行列ができていた。
20メートルの高さまで伸ばしたはしご車に登場した三条市の捧永愛ちゃん(10)は、「いつもの景色と違ってびっくりした」、「ちょっとこわかった」とスリルを味わっていた。