9月の三条マルシェは子ども大名行列、まんなかフェスと同時開催で人出1.8万人、台風で中止した昨年のリベンジを果たす (2014.9.16)

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9月の三条マルシェは「敬老の日」の15日、三条鍛冶道場で「シルバーマルシェ」をテーマに子ども大名行列、まんなかフェスと同時開催され、1万8,000人(主催者発表)の人出でにぎわった。

 15日開かれた三条マルシェの三条鍛冶道場駐車場の盛況ぶり
15日開かれた三条マルシェの三条鍛冶道場駐車場の盛況ぶり

三条マルシェなどのフォトアルバム

一足早くスタートしたのが子ども大名行列。八幡宮で神事を行い、午前10時に出発した。毎年5月15日に行われる三条祭の大名行列を子どもたちで再現し、ふるさとを愛し、これからの三条を支える担い手になってもらおうと、三条歴史文化担い手育成会の主催で一昨年から毎年行われている。

これまででいちばんのできだった子ども大名行列
これまででいちばんのできだった子ども大名行列

年々、着物や道具が充実し、ことしは子ども大名行列奉賛会(高橋一夫会長)が発足して天狗2人分、白丁30人分の衣装と台車に載せた太鼓を寄付してくれた。やっこが八幡宮境内を出る太鼓橋で手に持った道具を3回振り下ろして悪魔を斬る“悪魔斬り”をしてから出発。行列の主役の天狗から子どもみこしやはやし方が続き、小学生だけで70人余り、おとなや飛び入りの幼児も加えて約百人の行列が出発した。

声を張り上げるやっこ
声を張り上げるやっこ

天狗の衣装と面を着けた子どもに友だちは、「なんか特別な人に見えてきた」。やっこの歩き方や「えーとまかーせー!」の声の大きさは、これまでで断トツの完成度の高さ。遠目には本物と見間違うほどで、沿道で見物する市民は「おとなが負けらんねねかね」、指導するおとなは「末恐ろしいくらい」と熱演に目を細めていた。

 三条マルシェの青空将棋が高齢者に大人気
三条マルシェの青空将棋が高齢者に大人気

三条マルシェには、飲食、食品、クラフト・雑貨など53の出店があり、初出店は1店舗。三条鍛冶道場駐車場とその前の通りに並んだ。「シルバーマルシェ」のテーマにあわせ、三条市デイサービスセンターが説明会とボランティアの募集、三条市シルバー人材センターが会員手作りの衣類、小物、竹とんぼなどの販売でそれぞれ出店。あおぞら将棋とじょんのび脳トレのコーナーも高齢者が大勢、参加して好評だった。

道路などで県内のよさこい9団体の競演が行われた一方、三条小学校体育館では地元の若者たちでつくる団体「まんなかフェス」がイベントを繰り広げた。加茂農林高校の応援団と空手道部によるデモンストレーション、高校生漫才の全国大会で決勝へ進出した地元高校生のお笑い2人のプロスペラス、ローカルテレビ局の「勝ち抜き歌ウマ選手権」に出場した中学生シンガー風間麗奈さんの出演などが続いた。

まんなかフェスの書道パフォーマンスで来場者も足に朱墨をつけてパフォーマンスに参加
まんなかフェスの書道パフォーマンスで来場者も足に朱墨をつけてパフォーマンスに参加

最後を締めくくったのは書道パフォーマンス。昨年度の三条商業高校書道部部長がはかま姿で音楽に乗りながら大きな紙の上で大筆で書いた。途中から来場者に呼びかけて、来場者が足に朱墨をつけて次々と紙の上を歩いて足跡をつけるパフォーマンスに参加し、「三条で巻き起こす若者旋風 挑戦」と書いた作品が完成し、大きな拍手でわいた。

書道パフォーマンスで完成した作品
書道パフォーマンスで完成した作品

まんなかフェスは昨年9月の三条マルシェで大規模なイベントを企画していたが台風で流れていたが、今回は見事にそのリベンジを果たし、次へつながる自信や達成感を獲得していた。


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