三条市の百人一首競技かるたの団体、三条九重会(佐藤隆司会長)は14日、三条市体育文化センターで第60回記念新潟日報社杯争奪新潟県競技かるた三条大会を開き、下は小学生から46人が参加して腕を競った。
毎年開いている大会で、ことしは第60回の節目を記念して新潟市出身で東京に住む東北大学かるた会の六段押見和彦さんを招待選手に迎えた。参加者が増えると予想されたことからこれまで三条市中央公民館を会場にしていたが、今回は初めて三条市体育文化センターの柔道場で開いた。
地元の三条九重会からは10人が参加。A級13人、B級3人、C級5人、D級15人、小学生級9人、シニア級1人が参加し、A級はトーメント、ほかは人数が少ないクラスは違うクラスとも対戦して勝敗で順位を決めた。
息をする音まで聞こえるほど静まりかえった会場に読む札の百人一首を読み上げる声と、場にある札をたたくように取る大きな音が響き、まさに息詰まるような熱戦を展開していた。第60回記念で三条九重会はオリジナルTシャツを作成し、会員はそれを着て対戦した。
A級に出場した招待選手の押見さんは、準決勝でいい勝負になったが、貫録の優勝。B、C、級と小学生はいずれもかるたを初めて1年ほどの選手で、伸び盛りの選手の活躍が光った。各クラス3位以上は次の通り。敬称略。
■A級
■B級
■C級
■D級
■小学生級