新潟県高等学校協会工業部会は、27日午前10時から午後3時まで県立新潟県央工業高校で「未来をつくるスペシャリストの祭典〜工業教育フェスタ」を開き、小中学生向けのものづくり体験やロボット展示などで県内の工業高校が活動をアピールするので、子どもたちをはじめ地域の人や企業関係者などの来場を呼びかけている。
広く工業教育の重要性と必要性をアピールし、次世代を担う児童生徒たちに「ものづくり」の楽しさを伝えることなどを目的に、平成18年度から毎年、県内の工業高校を会場に開いている。
今回は、新潟県央をはじめ、新津、新潟、長岡、柏崎の5つの工業高校が参加。アイデアロボットやマイコンカーラリーの競技大会部門、学校紹介などの作品展示・演示部門では、高さ1メートル余りはあるロボットによりダンスパフォーマンス、住宅模型や赤外線リモコンLEDスタンドなど成果物の展示、大学等の紹介、ワークショップなどを行い、三条商業高校いかパン屋と加茂農林高校も物品販売で参加する。
ワークショップは主に小中学生が対象で参加無料。午前の部は10時から正午まで、午後の部は12時半から2時半まで。新潟工業による「アルミフィギアINUを作ろう」と「橋梁模型製作」、新津工業による「鉋薄削り」、県央工業の「オリジナルネームプレート製作」と「木工教室(イス製作)」、長岡工業の「バーサライタの製作体験」と「ペーパークラフト(万年カレンダー製作)」を行う。
ロボット演示では、展示のほかに、長岡工業によりサッカーロボット対戦を午前10時半からと12時半からの2回実施。あわせて「ロボカップジュニアダンスロボット『長岡千手シンクロダンスチーム』」の実演を行う。
このほかに、「新潟県央工業高校実習公開」として、午前10時半から11時半までと、午後1時半から2時半まで、同校の代表的な授業の見学を公開する。
また、外部関係機関の展示・演示部門として、新潟工科大学の災害対応ロボットのデモンストレーション、3Dプリンタ実演展示。新潟工業短期大学のプリウス動作カットモデル展示、燃料電池車キット模型展示。新潟職業能力開発短期大学校の戦艦大和のモデル展示(1/250)、電気自動車エコ欄競技大会inSUGO参加車両(大学の部第2位)展示。三条テクノスクールのオリジナルストラップ製作体験、三条鍛冶道場とタイアップしたキャラクターなどの展示なども行う。
入場無料。同校では、以前からある学科はもちろん、情報電子科、建築工学科、防災エンジニアコース、都市防災コースなど本県の工業高校の現状を多くの人に見てほしいと話している。