登録有形文化財になる今井家で開かれた子ども落語と三線を聞く集いは約80人が来場して大入り (2014.9.26)

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登録有形文化財に登録されることになった燕市吉田下町、今井家で20日、地元下町町内会による子ども落語と三線(さんしん)を聞く集いが開かれ、約80人もが来場して大入りだった。

今井家で開かれた地元下町町内会による子ども落語と三線を聴く集いは約80人が来場して大入り
今井家で開かれた地元下町町内会による子ども落語と三線を聴く集いは約80人が来場して大入り

ふだん今井家は一般公開も行っていないが、町内の行事ということで特別に会場を貸してもらって不定期で主に町内のお年寄りを対象にした集いを行っている。いつもは20人前後の来場があるが、登録有形文化財への登録が決まってか、約80人が来場。会場の玄関にいちばん近い部屋と土間だけでは入りきらず、奥の続き部屋も開放した。

燕市に住む県立盲学校中学部3年の“たら福亭美豚(たらふくていびとん)”さん(14)が落語、三条市に住む三線愛好家の“きよ里”さんが三線の演奏と歌を披露した。

子ども落語のたら福亭美豚さん
子ども落語のたら福亭美豚さん

美豚さんの本名は加藤健太郎。生まれつき全盲で小学校1年生から落語を覚え、4年生で水都家艶笑に師事。新潟落語会主催「ほのぼの寄席」などに出演。昨年は子ども落語全国大会の中学生の部で優秀賞、ことしは日向市長賞を受けている。

この日は古典落語「親子酒」と「紙屑屋」、師匠の新作落語「新潟スタジアム風景」を披露。舞台慣れしていていおとなを相手に堂々と演じ、方言でも笑いを引き出して客をつかんだ。子ども落語では全国でも指折りとあって、ちょっとしたおとなのアマチュア落語愛好者は脱帽するうまさで、客は子どもでもあることを忘れてひとりの落語家として落語の世界を堪能していた。

三線のきよ里さん
三線のきよ里さん

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