10月2日から5日まで燕三条地域の59拠点の工場を開放する「燕三条 工場(こうば)の祭典」に向けて25日夜、燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」の正面にことしもピンク色の斜めのストライプの装飾が完成。工場の祭典が近づいていることを強く実感させている。
燕三条Wingのガラス張りになった正面の上の壁の外側、燕三条ブランドのロゴの部分を除く一面にテープでピンクのストライプで飾った。縦約1.3メートル、向かって左が幅約3メートル、右が約5メートルもの大きさがあるが、意外と違和感はない。
昨年も同様の装飾を行ったが、試行錯誤しながら2日間で計15時間を費やす大仕事だった。ことしも昨年と同じ要領で行ったが、三条市と燕市の担当課の職員や実行委員ら10人近くで午後6時から作業し、11時に完成。作業時間は5時間で、昨年の3分の1と大幅に短縮した。
作業は斜めにすき間なくピンクのテープを張ってから、1本おきにはがしていくという手順。べたべたな手作業だが、完成した装飾はペイントしたかのように美しく、達成感は満点だ。
今後、燕三条駅構内や両市の市庁舎、参加企業などに同様の装飾が行われるが、昨年もいち早く燕三条Wingの装飾が完成しただけに、関係者にとってはシンボリックな風景で、装飾ができあがっていくと「やっと工場の祭典がきたなーという感じ」と気分も高揚していた。