鈴木力燕市長は30日、定例記者会見を行ってつばめ若者会議とNTTタウンページのコラボ、「つば九郎米」450グラムのパッケージのリニューアル、障害者福祉施設で使用済み小型家電の分解作業開始、燕ものづくりテーマパークのプレ展示など9項目を発表した。
つばめ若者会議とNTTタウンページのコラボは、燕市とNTTタウンページ(株)が協定を結んで毎年発行している「タウンページ&ハローページ新潟県三条・新発田版」+「燕市民便利帳」の一部を、若者によって20年後の燕市の未来ビジョンをつくろうと昨年度から開設している「つばめ若者会議」で生まれたチームのひとつ、マップチーム「つマップ」が企画、編集する「つばめギフトマップ」を掲載する。
燕市民便利帳のうち6ページを「つマップ」が担当し、テーマは「贈り物には燕産の質の良い品物を!」。地元の店や企業をギフトマップ上で紹介して燕の魅力を発信する。1ページから4ページまでに贈り物に関係するさまざまなエピソードを掲載。5、6ページにそのエピソードに連動した店、企業を紹介するギフトマップを掲載する。
こにれ伴って掲載するギフトにまつわるエピソードを10月1日から31日まで募集。広報つばめ10月1日号とあわせて配布するちらしで応募する。応募作品は、つばめ若者会議のファシリテーターを務めるstudio-Lのコミュニティデザイナー山崎亮さんなどから選考委員になってもらう。
配布は来年5月ころ。鈴木市長は、若者会議のチームが具体的な行動を起こしていることを喜び、「またひとつ若者会議の具体的な行動が形としてあらわれてくる、そんなことをこれから期待したい」とした。
「つば九郎米」は東京ヤクルトスワローズとの交流・連携事業で、スワローズのマスコットキャラクター、ツバメの「つば九郎」をデザインしたブランド米。その新米を発売し、450グラム入り(500円)を10月10日午前9時、5キログラム入り(2,400円)を1日午前9時にそれぞれ発売し、あわせて450グラム入りはパッケージデザインをリニューアルした。
JA越後中央直販サイトとスワローズの公式サイトでのネット販売、燕市の農業イベントや球団ファン感謝デイでちらしによる注文販売などを行う。また、恒例で10月16日から19日まで東京の表参道・新潟館ネスパスで開かれる燕市の物産を販売する「ときめき秋の陣Part6」にあわえて18日正午から燕市PR隊鳥でもあるつば九郎が来場して、つば九郎米のPRイベントを行う。これまでのつば九郎枚の販売実績は、23年産6.3トン、24年産4.3トン、25年産8.3トン。
障害者福祉施設での使用済み小型家電の分解作業は、10月から市内の障害者福祉サービス事業所「あいこうえん翼」とワークセンター「やすらぎ」が行う。6月から先行して使用済み小型家電の回収だけ行ってきた。回収した小型家電を福祉施設利用者が分解し、レアメタル(有用金属)の再資源化と不燃ごみの減量化に加え、小型家電の売却収益を全額、施設の収益とし、利用者の就労支援を図る。
これまでの回収実績は、6月から8月末まで市内7カ所に回収ボックスを接地して2カ月間で1,152キログラム。加えて10月1日ら「あいこうえん翼」と「やすらぎ」の両施設の窓口で対面回収も行い、ハードディスクに穴を開けるなどデータ消去にも対応。イベントでも10月5日の燕青空即売会の回収ブース、19日の「あいこうえん翼」の特設回収テント、11月2の燕市農業まつりの回収ブースでも回収する。
燕ものづくりテーマパークのプレ展示は、同市はつばめ未来産業プロジェクトの一環で「つばめものづくりテーマパーク事業」を展開しており、食器以外にも数多い燕市の多様で高度な技術力を情報発信するため、来年3月の燕ものづくりテーマパーク開催に向けて取り組んでいるが、10月2日から5日まで燕三条地域にで開かれる「燕三条 工場の祭典」に大勢の来場者があることから、10月2日から12月26日まで燕市産業資料館でプレ展示として一部、公開することにした。
展示技術は、プレス&金型(戸塚金属工業)、絞る、曲げる(エーワン・プリス)、樹脂(新潟合成)、絞り(大泉物産)、塗装(イケダ)、磨き(磨き屋シンジケート)、平らにする(徳吉工業)。
そのほか、10月5日に燕青空即売会とツバメルシェの同時開催と会場に初めて移動式の赤ちゃんの駅の設置、10月18日にロシアに向けた広域観光ファムトリップが燕市で開かれてロシア・ハバロフスク市の報道関係者や旅行雑誌編集者など5人が燕市で観光を体験、南陽市、南相馬市、南魚沼市のイベントに市が出店することなどについて話した。発表項目は次の通り。