10月1、2の2日間、燕三条地場産業振興センターで「燕三条ものづくりメッセ2014」が開かれる。出展企業は203社にのぼり、MEX金沢2014の188社の上回る日本海側のものづくり系展示会で最大級となるが、開幕前日の9月30日はそれにふさわしい豪華な装飾が会場にお目見えした。
燕三条地場産業振興センターの主催で昨年まで毎年開いた燕三条ものづくり連携フォーラムを移行させる形で初めて開く燕三条ものづくりメッセ。昨年の連携フォーラムは56社が参加し、多目的大ホールを会場に開いたが、ことしはその4倍近くにものぼったため、多目的大ホールにはともて収容しきれず、リサーチコア側の駐車場に巨大な特設テントを設置した。
その特設テントが会場入り口で、特設テントのブースを見学してから多目的大ホールへ進むという、今までのイベントになかったような順路を計画した。
30日はそうした大がかりな会場設営が着々と進んでいたが、何と行っても驚きだったのは、特設テント正面のこれまた巨大なゲート。高さ5.8メートル、幅10メートルもある。それもメカニック感を強調した未来的なデザインで、何やら機動戦士ガンダム風だ。
さらに場内は01から04まで4つのエリアに分けているが、それぞれのエリアの入り口にも同様のデザインで小ぶりなゲートを設置。40歳前後のガンダム世代にはたまならい趣向で、昨年までのものづくり連携フォーラムの古いタイプの見本市然とした会場とはまるで別物。わくわくするようなイベント感にあふれている。
1日は午後4時から5時20分まで漫画家のたなかじゅんさんが「ものづくりの楽しさを広げよう」をテーマに記念講演を行う。。たなかじゅんさんは漫画を通してものづくりの楽しさ、奥深さを伝え、製造業関係者や工業系の学生にも高い人気を誇る漫画『ナッちゃん』の作者として知られる。
さらに1日はバリ取り加工技術専門セミナーで3人が講演、「2014技術シーズプレゼンテーションin燕三条地場産業振興センター」として5人がプレゼンテーション、2日は経営協力セミナーで3人が講演。2日間とも13社・団体が出展社プレゼンテーションが行う。
さらに昨年初めて行って好評だった全日本製造業コマ大戦燕三条特別場所をことしも2日午前10時から行う。金属加工メーカーがアイデアと技術をこらしたケンカゴマで対戦する。