福島県の民放AM局「ラジオ福島」の番組「かっとびワイド」の生中継が9月30日、三条市総合福祉センターで行われた。同局の鏡田辰也アナウンサー(50)と福島在住のシンガーソングライター、ave(エイブ)さんが同センターを訪れ、福島から避難している人たちが暮らしている三条市とふるさと福島を電波でつないだ。
「かっとびワイド」の人気コーナー「気分上々!カガちゃん一座」で生中継が行われた。福島の人たちを元気づけられたらと、東日本大震災以降、毎週火曜は鏡田アナウンサーがスタジオを飛び出して、福島県内の仮設住宅や交流場所に出かけて話を聞いたり、音楽で勇気づけたりしている。
福島県外からの生中継は今回が初めて。今も福島県から三条市へ64世帯149人が避難しており、その人たちの声をふるさとに届けようと企画された。午後1時から3時までの放送時間の間、たびたび福島のスタジオと三条市総合福祉センターを生中継でつないだ。
同センターには福島から避難している人や三条市民、三条市社会福祉協議会デイサービスの利用者など40人以上が見学。午後1時の番組のオープニングでは、三條太鼓三小相承会が太鼓演奏を披露し、鏡田アナウンサーの楽しい会話と福島出身のaveさんの歌を楽しんだ。
aveさんはギターの弾き語りで、『ふくしまのうた』、『福島県民の歌』(アレンジ)、『あかり』、『福の歌〜頑張っぺver.〜』(https://www.youtube.com/watch?v=jCc9zA9TINs)の4曲を披露した。『福の歌〜頑張っぺver.〜』は、福島市の歌としてあった『福の歌』を震災直後にリメイクした応援ソング。避難所などで歌ったり、ラジオからも流れ、たくさんの人を勇気づけている曲と鏡アナウンサーが紹介した。
歌詞は「この町で叶えられないものはないと 夢が生まれていけるように 福島人ならやれるだろう 何度でも立ち上がろう」、「誰かのせいにすれば容易い事を 自分のせいにして立ち上がろう そんな想いでいることが争いを失くすんだろう いつか君がこの町で暮らしたいと 言ってくれたら幸せだろう 君の故郷になれるよう まずは僕が動きだそう…」。aveさんは包み込むようなソフトな声で思いを込めて歌い、会場では涙を浮かべて聞き入る人もいた。
aveさんが新潟県で歌うのは初めてだったが、10月19日にもJR新潟駅の駅ビル「CoCoLo新潟」で開催される福島復興チャリティイベントに出演する。演奏は正午からと午後3時半からの予定。