燕署は7日、燕市内に住む80歳女性Aさんからオレオレ詐欺の被害届けを受けた。
Aさんは前日6日午前10時ころ、息子を名乗る者から電話があり、「携帯と会社の通帳が入っているかばんを落とした。どうしてもお金を振り込まなくてはならないので、ちょっと貸してほしい」、「新幹線に乗って大宮までお金を持って来てほしい」などと言われて100万円を持って指定された大宮駅に行き、息子の同僚と名乗る男に現金100万円を渡し、だまし取られた。
Aさんは通行人に声をかけられ、駅構内にある交番に行ってこれまでの事情を説明し、息子に確認したところ、だまされたことに気づき、燕署に届け出た。
燕署では、子どもからの電話による「携帯電話が変わった」、株の失敗や会社の通帳が入ったかばんをなくしたといった理由で金を要求する流れは特殊詐欺の典型的な手口で、必ず前の電話番号に電話をかけて確認するよう注意を呼びかけている。