燕署は9日、燕市内の60歳代女性Aさんからオレオレ詐欺で約100万円の被害を受けたという届出を受理した。
8日午前、息子を名乗る男からAさんに電話があった。電話の内容は、携帯電話を入れたかばんを落としてしまった、かばんの中に財布が入っていて、かばんの中には経理の人から預かっていた入っていて、その支払いをしなければならない、急ぎで金が必要なので大宮駅に向かってほしいなどというもの。
Aさんは指定された大宮駅へ行き、息子の同僚と名乗る男に封筒入りの現金99万0,470円を渡し、だまし取られた。
Aさんは、息子の同僚に息子が来るまで待っているように言われ、しばらく待ったが、本当の息子からAさんの携帯電話に電話が入り、だまされたことに気づき、燕署に届け出た。
燕署は、7日にも燕市内の女性から6日に現金100万円をだまし取られたという届出を受けた。大宮駅に届けさせるなど手口が似ている。同署では、子どもから電話で「携帯電話が変わった。株での失敗や会社の通帳が入ったかばんをなくした」という流れは特殊詐欺の典型的な手口なので、必ず前の電話番号に電話をして確認するよう呼びかけている。