26日投開票の燕市議選に新人の燕市吉田法花堂、山崎光男氏(46)が立候補を決断した。無投票とも言われた選挙戦だが、これまで立候補が予想された人は定数と同じ24人と見られていたが、山崎氏が出馬を決めたことで選挙戦はほぼ確実となった。
市議選への出馬を検討していた山崎さんは9月20日、懇意にしている政治家とふたりで話したところ、出馬を強く勧められた。それで出馬を現実的に考えるようになって出馬を決断。今月9日で勤め先を退職し、限られた時間しか残されていないなか、不退転の決意で選挙戦にのぞむ。
山崎氏は県立三条高校を卒業し、高校2年で父と死別したこともあり、大学進学の夢は果たせず、東京でアルバイトなどをして働き、26歳から事務の仕事に就いた。29歳で運輸業へ転職し、2006年3月に帰郷。リゾートバイトなどをへて地元企業に就職した。
資格取得マニアで、県内12のご当地検定に合格。分水おいらん道中で傘持ちの役を務めたこともある。「そんなに郷土愛にあふれてるなら」と出馬を勧めてくれた人もいた。
キャッチフレーズは「若い力で動く議会へ!」若さを武器に、現場主義で市民との積極的な対話、人の集まるまち燕をつくる、子育てと介護の環境を整備する。山崎さんは「若い力で議会を活性化させる起爆剤になりたい」、「高校の先輩である鈴木市長のように津燕を輝くまちにするために汗を流したい」と言う。
投票日まで残り約2週間というなかで、「どう勝ち抜くか戦略を練ってる状態」で、12日には正式に立候補の記者会見をしたい考え。「人生をかけて当選したいと思っている」と話している。