ことし最後の「三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が「体育の日」の13日、三条市の大通りを歩行者天国にして開かれる。1年の締めくくりの三条マルシェは1年で最大規模。中央通り商店街と一ノ木戸商店街をはじめ総延長2.1キロを歩行者天国にして172の出店に初めてマルシェ婚や燕三条シェアスペース&ライブラリーのグランドオープンセレモニーなど数々のイベントも行われる。
午前10時から午後3時まで開き、会場周辺は午前8時半から午後5時まで通行止めになる。大通りの歩行者天国は、西は中央通り商店街の中央パーキング前から東は一ノ木戸商店街すべての箱忠交差点まで。さらに本寺小路や昭栄通りもホコテンに。172の出店のうち28が新規出店になる。
県内、県外からの交流出店には、32の店が中央商店街の昭栄大橋に近い辺りに出店する。県外からは隣りの福島県から東日本大震災の避難者の受け入れで関係が深まった南相馬市や三条市と八十里越で結ばれる只見町、さらに福島市と矢祭町。市長同士が親しい佐賀県武雄市をはじめ、石川県七尾市、埼玉県秩父市、岡山県岡山市、高知県四万十市、広島県尾道市が出店する。
今回は商店街の店にテントを貸して出店してもらう商店街出店を行い、商店街から17店が出店する。ほかに商工会議所出店13店、三条市の創業塾「ポンテキア」の1期生から3期生が出店する「ポンテキアタウン」や国際ストリート、スウィーツフェアもある。
ステージイベントは、三条別院境内をメーンに4カ所で行われ、ライブ演奏やお笑い、ダンス、よさこい、パフォーマンスなどが次々と行われる。三条別院では午後2時から初めてのマルシェ婚。三条マルシェで出会って結婚した2人を関係者と来場者で祝福するもので、内容は当日のお楽しみだ。
先にハイスクールマンザイ全国大会の決勝に進出した三条市の漫才コンビ「プロスペラス」は3会場で出演。プロシンガーソングライターのいわさききょうこさんは午後1時20分から中央エリアで演奏。演劇を学ぶ女子高生3人が出演する「さにいほっと」は午前11時5分から三条別院でパフォーマンス。あぽろんミュージックスクールライブ@三条マルシェは午後1時からパルムエリアで演奏する。午後1時から一ノ木戸エリアでは武雄市による「美味暮(おしくら)まんじゅう大会 in 三条」が開かれる。
この日、旧外山虎松商店をリフォームした燕三条シェアスペース&ライブラリーがグランドオープンし、午前11時から2階から外へ向かってもちまきが行われる。三条マルシェはことしで5年目になり、前回までの来場者が延べ約67万人を数え、今回で70万人を達成する見込みで、70万人目の来場者にプレゼントを贈るイベントも行われる。
ほかにもパルム跡地には消防隊後方支援車の展示、移動図書館の来場、「みんくる」で燕三条エフエム放送による生放送も。一日で遊びきれないほどのコンテンツが盛りだくさんだ。
昨年の10月の三条マルシェは、9万8,000人が来場した。心配なのは台風19号の接近だが、主催者では台風の速度が速まらないよう願っている。また、いつものように三条市役所と三条地域振興局の駐車場を臨時駐車場とし、会場まで往復するシャトルバスを運行する。