NPO法人信濃川大河津資料館友の会(早川典生理事長)は18日、信濃川大河津資料館=燕市五千石=で「サケまつり&信濃川教養講座」を開き、遡上(そじょう)したサケを捕って調理したサケ汁と新米おにぎりを無料でふるまい、「旧可動堰の撤去と保存」をテーマに信濃川教養講座を開いた。
秋恒例のイベントで、サケまつりは午前11時から開いた。同資料館そばの信濃川で投網で捕まえたサケを友の会会員がサケ汁に調理し、新米コシヒカリの塩むすび2つと自家製の漬け物も付けて225人分を無料でふるまった。
同資料館前にテントを張って食事用のテーブルも並べた。抜けるような青空に恵まれ、同資料館周辺へ散策に訪れた人やサケ汁目当ての人が次々とふるまいに訪れ、順番待ちの行列ができることもあってにぎわった。
「すばらしいね」、「最高の味」と秋晴れの下で味わう秋の味覚に大満足。午後から近くの分水さくら公園で行われる地蔵堂小学校区まちづくり協議会のグラウンドゴルフに参加する前に腹ごしらえをと、参加する70代前後の男性約15人はグループでサケ汁を味わいに来た。「サケ汁を飲んで頑張ろうかと。サケ汁を飲んでもいい結果が出るわけじゃねーけど」と笑っていた。
午後1時から信濃川教養講座を開き、旧可動堰の撤去と保存工事を担当した株式会社福田組の戸松立也さんが「旧可動堰の撤去と保存」をテーマに話した。