日ロ沿岸市長会主催の広域観光ファムトリップが15日から20日まで新潟県と山形県の会員市で行われており、18日は燕市の観光資源がロシアのメディア関係者に紹介された。
ファムトリップは誘客促進のために旅行業者などを招いて視察してもらうもの。今回はロシアの旅行代理店から会員市をコースに組み込んだツアーを企画してもらおうとロシアの関係者を招いて地域の観光資源を紹介している。
ロシアからの参加者は、ハバロフスク市行政政府広報部長とメディア関係者の5人。ロシアからのツアーを企画している旅行代理店の2人が通訳で同行し、18日の燕市では鎚起銅器の玉川堂を見学、燕市磨き屋一番館で研磨体験、弥彦山でロープウェイとパノラマタワーからの景観を楽しんだあと、国上寺で座禅、写経、精進料理を体験した。
絶好の秋晴れに恵まれて国上寺では秋が深まる国上山の自然も満喫しながら歴史を感じさせる国上寺を味わった。座禅や写経では心を落ち着かせた和の世界に「すばらしい」を連発。精進料理ではロシアの和食レストランで和食にも親しんでいるとあって上手にはしを使っていた。
山田光哲住職が「ぜひロシアから年間5万人くらいお出でいただいて」と旅行代理店の通訳は太鼓判を押していた。翌19日は三条市を回った。