分水商工会と分水商店会、分水商工会青年部・女性部は19日、燕市・分水総合体育館駐車場で「Bunsui軽トラ市」を開き、好天にも恵まれて主催者発表で約3,000人が来場する大にぎわいだった。
メーンは地元野菜を軽トラに積んだまま奉仕価格で販売する軽トラ市で、10台の軽トラが並んだ。テント16張の飲食や物販のブースには業者のほかに地元の市民団体も出店して飲食を提供した。
さらにフリーマーケットは38区画に出店があり、電気工事の高所作業車、パトカー、消防車の展示、ステージではバンド演奏やマジックショー、風船早割り競走などが行われた。
抜けるような秋の空が広がる絶好の天気に恵まれ、テントが並んでステージが設営された駐車場は、わくわくするイベント会場に生まれ変わった。午前中は主催者も驚くような人出でにぎわった。
地元分水地区のかっぽうや仕出しのおかみ9人でつくる料理の味を大切にする会「六姫味会(ろくひみかい)」(小柳千春代表)は、松茸ご飯とエビ汁を販売した。
東日本大震災で分水地区に避難所が開設されたとき、料理を提供するボランティアを行ったこともあり、今回は主催者から依頼を受けて出店した。メンバーのひとり「源六茶屋」=熊森=のおかみ、渡辺孝子さんは、「みんな近くだし、コメが足りなくなって2升増やしました」と想像以上の売れ行きを喜んでいた。
燕市分水地区では以前、産業まつりが開かれていたが、燕市合併から間もなく開かれなくなった。その代わりになればと昨年は分水福祉会館でアルパカを呼び物に小さなイベントを行い、好評だったことから、ことしは軽トラ市として大がかりなイベントにした。予想以上のにぎわいに関係者や出店者は口を合わせるように「来年も続けないと」と話していた。