任期満了に伴う燕市議選の期日前投票が燕市役所つばめホールで始まり、初日20日は男112、女127の計239人が投票し、投票率は0.35%。前回市議選初日の338人、投票率0.49%を99人、0.14ポイント下回った。
期日前投票は投票日26日の前日、25日までの6日間、毎日午前8時半から午後8時まで行われている。前回の市議選は燕、吉田、分水の3つの庁舎に期日前投票所が設けられたが、今回は新しい市役所1カ所に統合した。
また、昨年の初日は晴れたが、ことしは曇りで夕方から雨に。期日前投票が周知されるにつれて年々、期日前投票の投票率は上がるのが一般的だが、期日前投票所の数が減ったことが昨年を下回る初日の投票率となったのかもしれないし、今回の市議選が低調であることを示しているのかもしれない。
ただ、期日前投票所を市役所1カ所に統合したのに伴い、期日前投票の交通手段がない人のために旧燕庁舎、分水公民館それぞれと燕市役所の間を往復するシャトルバスを毎日運行している。それぞれ1日に午前と午後の2便運行し、出発時刻は旧燕庁舎が午前8時45分と午後1時半、分水公民館が午前10時35分と午後3時20分。いずれも帰りの便が発車するまで40分間の投票時間を設定している。20日は旧燕庁舎出発の午前の便を3人が利用した以外、利用者はなかった。
期日前投票でシャトルバスを運行するのは、県内では燕市が初めて。投票日のシャトルバス運行はこれまで糸魚川市、十日町市、阿賀町、津南町が行っている。昨年5月の新庁舎開庁後、同7月の参院選は市役所だけで期日前投票所を開設し、シャトルバスは運行しなかった。ことし4月の燕市長選では初めてシャトルバスを運行する計画だったが、無投票だったため実施されず、今回の市議選が初めての運行となった。
初日は午後7時前になると仕事帰りに投票に訪れる人が目立った。締め切りが近づくと燕市選挙管理委員会事務局が電話で時報を流し、8時ちょうどで投票所を閉鎖。投票箱に施錠した。