三条市とまんま塾は20日、三条東公民館で第2回Bon Appetit!! SANJO農産物展示会を開き、市内13の生産者が野菜や果樹、加工品を来場した飲食店や施設の調理担当者などにアピールした。
地産地消を広めるなかで商談を目的とし、地元の生産者と飲食店、病院や施設関係者、食育推進員との出会いやつながりの場になればと9月に初めて開いたのに続き2回目となった。
会場内に13の生産者がそれぞれの生産品を持ち寄り、ナシ、ネギ、コマツナ、ギンナン、サトイモ、ハクサイなど旬の果物や野菜、コメ、「にいがた地鶏」をはじめ、洋ナシ「ルレクチエ」のコンポート、ナシやシャインマスカットのアイスクリーム、黄桃ジャム、ワラビ水煮、米粉中華めんなどの加工品などがずらりと並んだ。
来場者は、各生産者の品物をゆっくりと見てまわり、生産者からの説明を聞きながら、その場で質問したりして地域の食材に関心を深めていた。
飲食店の担当者は、「よく説明してもらえてよかった。大きなギンナンなど、スーパーには売っていないものでいいなと思うものがあり、チェックしました」と話した。
また、ほかの飲食店経営者は、自分は地元の野菜を使いたいし、出店した生産者も地元で使ってほしいと思っているのがわかるが、直接取引は現実的には配達や数量、効率など、両者とも問題点が多いと言い、生産者と使用者の間に入ってマッチングしてくれる流通システムが生まれること期待していた。