三条市の繁華街、本寺小路など中心市街地の飲食サービス業の活性化を図ろうと始まった「本寺小路あかり物語第十章」が24日夜から行われ、あんどんのあかりとともに真宗尾谷派三条別院(通称:東別院)をライトアップするなかで、大勢の市民がイベントを楽しんだ。
三条商工会議所観光・サービス業部会と本寺小路あかり物語プロジェクトが主催。24、25、26日の3日間、午後6時から9時半まで、三条別院の本堂をブルーの投光器でライトアップしている。
10年目の今回は、鉄製のあんどんや市内幼稚園時の製作した紙のあんどんの中の明かりをLEDに変更し、これまでの黄色みのあるろうそく風から寒色系の鮮明な印象に変化した。
初日24日は、午後6時から本堂前で開会式を行い、梨木建夫部会長の合図で国定勇人三条市長がスイッチを押して三条別院のライトアップを開始した。
境内では、初日のみのイベントとして、カレーラーメンや鍛冶雑炊、カクテル「華路」をそれぞれ1杯100円のサービス価格で販売し、各コーナーともあっという間に行列ができていた。
ことしは三条別院の修復工事の終了を待って例年より1カ月遅れの開催だったが、午後6時の気温は15.9度で風もなく穏やかな夜となったこの日、家族連れや友人同士などが次々と訪れ、ライトアップされた本堂の写真を撮ったり、カレーラーメンや鍛冶雑炊をゆっくりと味わっていた。