19日告示の三条市長選挙で無投票で3選を果たし、26日の選挙会で正式に当選人として決定された国定勇人市長に27日朝、当選証書が付与された。任期は11月12日から平成30年11月11日までの4年間。
国定市長は午前9時15分、正式な当選の決定を受けてから初登庁した。市役所正面玄関では、大勢の職員が拍手で出迎えた。10時から三条市選挙管理委員会は当選証書付与式を行い、高野賢司選挙管理委員長が国定市長に当選証書を手渡した。
高野委員長は、「日本全体が少子高齢化、人口減少の進行というかつてない社会情勢のなかで、その影響を見据え、将来の三条市のあるべき姿の実現を目指す今後の市政運営に関しては、市長に寄せられる市民の期待も大きい」と述べ、「三条市のさらなる発展と市民の幸せのためにご尽力を承りますようお願いします」と、健康への留意とさらなる活躍を願った。
国定市長は、登庁後、市長室でインタビューに答えた。大勢の出迎えを受けたことについて、あらためてやらなくてはいけないという気持ちで引き締め直した。ただ、3度目となった今回は、初めて恥ずかしいと思ったとも。これまでも気恥ずかしさはあったが、選挙では投票が行われ、付託をもらったとの気負いが上回り、乗り込む感じだったと振り返った。
3期目については「基本的には継続」とし、過去8年間の実績を踏まえて評価していただいたものと、方向性そのものは大事にしていきたいとした。
ギアをローからというわけではなく、外部環境が変わるなか、高速回転状態を大切にしながら、拙速にならないよう国定スタイルとして展開を図っていきたいと話した。