燕市選挙管理委員会(田中清一委員長)は27日午前10時から燕市役所で燕市議選の当選証書付与式を行い、前日26日に行われた燕市議選で当選した24人に当選証書を付与した。
市議選には25人が立候補し、定数通り24人が当選した。当選証書付与式にはそのうち23人が出席し、得票の多い順に田中委員長から当選証書を手渡した。出席したひとりは閉式後に代理が受け取りに来た。任期は11月1日から平成30年10月31日までの4年間。
田中委員長は「選挙戦でたえた市政への熱き思い公約をもって市民が住んで良かったなと感じる明るい未来が開けるようなまちになりますように英知を集結して市の発展のために寄与してほしい」とし、政治家は激務なので自愛を願った。
いったん閉式したあと、鈴木力市長、南波瑞夫副市長、上原洋一教育長が会場に入り、鈴木市長があいさつした。鈴木市長は、合併算定終了後の交付税算定、水道施設をはじめとした施設の老朽化、人口減少など課題が山積しているが、「われわれ執行部としては市議会の皆さまと協議を進めながらひとつひとつ課題の解決に取り組んでまいりたい。これからの4年間一緒に燕市の発展のために協力させていただきたい」と述べ、3人で深々と頭を下げた。
鈴木市長は初当選した4年前と同じ年に行われた前回の市議選で、投開票翌日の朝、各当選者のもとへ当選の祝いに回ったところ、多くの当選者が不在だった。当選者は当選証書付与式に出席していて留守だったという、新人らしいエピソードがある。今回はその教訓から、付与式直後にまとめて顔合わせ、あいさつしようとなった。