31日夕方、三条市内下田地区の袴腰山(標高526.1メートル)で登山者が遭難し、県警ヘリコプターが救助した。
見附市今町5、公務員五十嵐正人さん(55)から午後4時23分に携帯電話で通報を受け、県警ヘリが出動。5時に袴腰山中の中山沢付近で五十嵐さんを発見し、救助した。五十嵐さんにけがはなかった。
袴腰山は八木鼻の北側、ヒメサユリの群生地で知られる高城の東側にある。五十嵐さんはこれまでにも2度ほど袴腰山を登ったことがあり、この日も午前11時半ころ、八木鼻側の日帰り温泉「いい湯らてい」付近からひとりで登山した。
帰り道は違う道を通って帰ろうとしたところ、道に迷ったため、通報したもので、携帯圏内だったのは幸いだった。また、通報は日没直前で、もう少し発見が遅れたら真っ暗になり、捜索が翌日に持ち越される可能性もあった。