三条市消防本部の要請で「ひまわり保育園幼年消防クラブ」を結成した三条市三竹2、社会福祉法人報徳福祉会「ひまわり保育園」(野田和江園長・園児104人)は11日、秋の全国火災予防運動の一環で火の用心のはっぴを着た園児が火災予防を呼びかけた。
三条市の幼年消防クラブは、市内の公立私立など19の保育施設で結成され、年少児以上がクラブ員。主な活動は、子どもたちの防火への意識づけ、秋の火災予防運動期間中には火の用心と書かれたはっぴを登退園時などに着て家庭内から付近住民に広く防火意識の高揚を図るなどだ。
社会福祉法人報徳福祉会が運営するつくし保育園、第二つくし保育園、ひまわり保育園の3園は、ことし11月1日にそろって幼年消防クラブを結成した。
ひまわり保育園では、最初の活動となったこの日、午前10時前から年長児24人が、背中に「火の用心」、襟に「戸締り用心」、「火の用心」と入った新しいはっぴを着て、近くの三条市消防本部東分遣所まで大きな声で「火の用心」と呼びかけながら歩いた。
近所の人が家の前に出ていると、園児たちは立ち止まって「火の用心をお願いします」と大きな声で呼びかけた。近所の人たちは「はい、わかりました」、「ありがとうございます、気を付けて」と可愛い防火の呼びかけに応えていた。
東分遣所では、消防職員に全員で敬礼し、「ぼくたち、わたしたちは火あそびをしません」と誓いのことばを述べ、運動の統一標語「もういいかい 火を消すまでは まあだだよ」と唱和した。