「めざせ!しかけ絵本日本一プロジェクト実行委員会」(六原佳子委員長・委員9人)は、しかけ絵本蔵書1,000冊を目指してその購入資金への支援をクラウドファンディングで募集している。
クラウドファンディングは、さまざまなプロジェクトに必要な資金をインターネットで調達するもので、今回のプロジェクトでは「READYFOR?(レディーフォー)」をを利用した。10月10日から11月29日まで、3,千円、1万円、3万円、10万円の4種類の額で支援を募っている。それぞれにお返しがあり、3千円は実行委員会からのサンクスレター、10万円は購入するしかけ絵本10冊への名前の記載や直接、三条市長からの感謝状の贈呈などがある。
目標金額は50万円だが、10日までの達成金額は2人から3万円、1人から1万円の支援の計7万円にとどまっている。締め切りの29日までに目標金額に達しないとまったく支援を受け取ることができない。
実行委員会はことし7月に設立。図書館栄分館を子どもたちが利用しやすい図書館にしようと取り組んでおり、8月から行っている子どもが優先して図書館を利用できる毎日午前9時半から正午までの「キッズたいむ」もそのひとつ。
しかけ絵本日本一は、栄分館のしかけ絵本の蔵書の数を日本一にしようというプロジェクト。しかけ絵本は、昔ながらのページを開くと3Dのように絵が飛び出すもののほか、最近は音がしたり光ったりするものもある。
国定勇人市長は11日に行った記者会見で「行政が予算を出すのはたやすいことだが、そういうことではなく多くの皆さんに自分も参加しているんだということを感じ取ってもらいながら、みんなで日本一を目指していこうという試み」と市民の支援を求めた。
現在、栄分館には132冊のしかけ絵本があるが、春までに1千冊の蔵書を目指す。インターネットでの支援が難しい人の支援にも相談にのるので、問い合わせは市生涯学習課文化振興係(電話:0256-47-0048)へ。
また、栄分館の愛称も募集している。12月10日まで募集し、名付け親大賞1点には賞状と副賞の図書カードを贈る。