芸術工学会秋季大会のエクスカーションで三条市内の企業を視察 (2014.11.12)

長岡造形大学を会場に開かれた一般社団法人芸術工学会の2014年度秋季大会の参加者が9日、三条市内の企業を視察した。

芸術工学会は主に国内の芸術工学に関する大学関係者が会員となっており、毎年、会場を変えて秋季大会を開いている。ことしは長岡造形大学を会場に7日から9日まで「モノづくりとデザイン 新潟の取組」をテーマに開かれた。

その最終日9日は、「モノづくりのメッカとお魚市場」と題して体験型の見学会“エクスカーション”が行われ、大会参加者のうち希望した30人近くが参加。三条市内で諏訪田製作所、相場紙器製作所、進光鋏製作所の3社を見学した。

SUWADAのブランドで知られる爪切りの製造で世界に知られる諏訪田製作所では、ものづくりの現場を見学できる黒で統一されたオープンファクトリーをはじめ、鍛造片「抜きバリ」を利用したオブジェを興味深く見学した。

参加者のほとんどが大学の教授や助手で、学長クラスの参加者も。「炉の温度は何度くらい？」、「これはどういう意味？」と案内役の同社担当者に盛んに質問し、爪切りを手に取って「グリップが大きいのがいい」、「ひとつひとつのものがすごく生きている」と品質の高さを実感し、買い求める人も多かった。

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