無投票で3選を果たした国定勇人三条市長は、任期初日の12日、職員を前に3期目の就任あいさつを行い、抱負とともに「いちばん恐れなければならないことは惰性」、「日々の仕事を明るく楽しく元気良く」と新たな4年間の任期をスタートした。
国定市長は午前9時から市役所本庁舎で約120人の職員を前にあいさつ。「また気分一新、皆さま方とともにに三条市政の発展に身を粉にして働いていく所存でございます」と始めた。
8年間の歩みをこれから先の4年間で大きく変えていこうとは思っていないとし、「今まで取り組んできたものに、さらに弾みをつけ、さらに加速をさせ、より成果を貪欲に追い求めるということが今後の4年間の姿と思っております。皆さんとともに築いてきたこの三条市政のスタイル、やり方、方法ををかたくなに信じ、守って、これからも推進していきたい」と協力を求めた。
さらに、これまでの8年間も意識してやってきたこととして、「私たちがいちばん恐れなければいけないのは惰性であると思っています」。前年にやったことのカーボンコピーなら大過なく過ごせるということは一面で当たっていると思うが、前年にやったことをことしもやり、翌年も同じことをやることで、どれだけ多くの地方都市が疲弊し、産業が滅びていったかは枚挙にいとまがないほど歴史が物語っていると続けた。
「私たちは、いつも今やっていることに対して疑問をもち、そもそも今、取り組んでいることの初期の目的は何だったのか振り返りをし、全体的な物事のなかで今、自分が目の前で抱えている案件はどこに位置しているのかをしっかりとした視座としてとらえる」、「こうしたたゆまない確認の連続が、今までよりもさらに三条市政を深く、広く、より強固なものにしていく」との考えを示した。
また、三条市政を日々、円滑に貪欲に飛躍させるには健康への留意に加えて「日々の仕事を明るく楽しく元気良くこなしていくということが一番だと思いますし、そういう意味では意識的に笑顔を絶やさず職場であり続けていきたいと思っています」、「そういう意味で心身ともに健康的な生活を送りつつ、いい形での三条市づくり、皆さま方とともに貢献することができればこと思っております。これからもどうかよろしくお願い申し上げます」と3期目のスタートを切った。