燕市の吉田地区老人クラブ連合会(平原厳一会長・1,445人)は15日午前9時から燕市吉田産業会館で第35回熟年ふれあい芸能まつりにあわせて吉老連結成50周年記念式典を行い、半世紀の節目を祝った。
同連合会会員約500人が参加。式典では歴代連合会長功労者4人に表彰状を贈り、今年度に入ってから会員数を5人以上、増やした4団体をプラス5人作戦顕彰として表彰した。続く毎年恒例のふれあい芸能まつりでは、38団体の62の歌や踊りが次々と披露されている。
10年の節目ごとに追記する形で記念誌「あしあと」を作成しており、今回も作成した。さまざまな事業を行っているが、同連合会に限らず会員数の減少が老人クラブのいちばんの課題だ。
同連合会の会員数がピークだった1989年は2,167人を数えたが、ことしは1,445人と3分の2に減った。一方で高齢者は増加を続けており、吉田地区の60歳以上人口に占める会員の加入率は、1974年の68.8%が、ことしは17.4%と、3人に2人から6人に1人まで低下している。
少しでも会員数の減少を食い止めようと、記念式典のプラス5人作戦顕彰は県老人クラブ連合会はで以前から行われているが、吉田地区老人クラブ連合会では今回初めて行った。