昨年10月に発足した燕三条防災ネットワーク協議会(足立典義代表)は16日、三条防災ステーションで「燕三条防災フェスタ2014」を開き、訪れた市民は防災をテーマにしたイベントに参加した。
同協議会には行政や企業、市民団体など17団体で構成。初めての外部向けのイベントで、市民の防災意識の高揚や水防学習館の周知につながればと企画。水防学習館の水害降雨再現や車の窓割り体験、空き缶を使ったご飯炊き、消火器体験、地震体験車の乗車など災害体験をはじめ、もちつきやチャリティー即売会、飲食の販売などを行った。
日が差すことはなかったが、ぎりぎり昼前には雨があがった。三条の最高気温は9.7度と12月上旬から中旬並みの厳しい寒さで、訪れる人たちはしっかり防寒着を着て参加した。
親子連れの参加が多く、2つの空き缶を使い、紙を燃料にしてご飯を炊けることに感激し、車の窓割り体験は地元の専用工具を使うと大した力も入れないのに簡単に粉々に割れてびっくり。地震体験車で東日本大震災や中越地震のシミュレーションを体験し、来場者は少なかったものの楽しみながら防災を学んでいた。