三条市大島、農産物直売所「ふるふる」の生産者の会「ふるふる会」(石田聡会長)の「チームくだもの」は29、30の2日間、「ふるふる」で農家プロデュースによる持ち込み企画「ル レクチエ フェア」を開き、22日に今シーズンの販売が解禁された西洋ナシ、ル レクチエの特価販売や生産者による対面販売、さらにル レクチエの農家メガトンパフェの販売を行ってル レクチエをPRする。
ル レクチエの販売は、中玉の2kg入り1箱を980円(税抜き)で販売、1人2箱まで購入できる。数量限定でなくなりしだい終了。通常価格のおよそ4割引きと超お買い得だ。
ル レクチエの対面販売は29日だけ午前11時から午後1時まで行う。ル レクチエは高価なこともあって試食が行われるのは珍しいが、今回は生産者が対面販売とあわせて試食会を開く。生産農家5、6軒が販売する予定で、農家による味の違いも確かめられそうだ。
さらにル レクチエゼリーを通常価格300円のところ100円で販売。野菜を100円で買えるワンコインコーナーも設け、地元農家が生産する野菜を格安で販売する。
ル レクチエの農家メガトンパフェは、「ふるふる」に併設の「産直カフェ otomo」で販売する。午前9時から1日20食限定で880円。1個1,000円クラスの大玉のル レクチエ1個と同等以上のル レクチエの果肉をたっぷり使い、2人でも食べきれないくらいの量だ。
それに長岡市和島のガンジー牛乳から生まれたガンジーソフトクリーム、シャインマスカットを組み合わせ、ラズベリーソースをかける。想像できないような絶妙な組み合わせで、ビッグでぜいたくなパフェを味わえる
「ふるふる会」は「ふるふる」に農産物を出荷する100人以上の農家が会員。チームくだもののほかにも、やさい、加工、はな、イベント、おかあちゃんの6つのチームに分かれて活動も行っている。
チームくだもののメンバーは40人、うち半分がル レクチエを生産する三条市大島地区の農家。ル レクチエの解禁にあわせてル レクチエをPRしようと企画した。
チームくだもののチームリーダー、ル レクチエを栽培する石黒貴之さん(36)=代官島=は、ル レクチエの農家メガトンパフェについて「誰もやったことのないような度肝を抜くパフェを作りたかった」。同じチームの渡辺康弘さん(50)=同市井戸場=も「産地と生産者がダイレクトにつながっていないとできないことをやりたかった」と言う。
今回はこれからの産地PRに向けた試験的な足掛かりととらえており、石黒さんは「来年はまつりのような大きなイベントにして、もっと生産者と消費者が交流できるものにできれば」と青写真を描いている。